副業を探し始めた頃の自分は、正直「とにかく何か始めれば家計の足しになる」くらいの気持ちでした。家庭があって、子どもがいて、毎月の支払いに少しでも余裕がほしい。その焦りは痛いほど分かります。
ただ、焦って最初の一歩を間違えると、お金も時間も減って、しかも「副業ってこんなものか」と心が折れて終わります。これがいちばんもったいない。だから今日は、稼ぎ方の前に「これは避けておこう」という副業を5つ、先に悩んだ仲間として共有させてください。

当たり前だけど楽して稼げるは絶対ないから、そんな言葉が出た時は近寄らずに立ち去ろう。
そもそも「やってはいけない副業」ってどう見分けるの?

ここでいう「ダメな副業」は、違法とか怪しいという話だけではありません。自分が大事にしている基準はシンプルで、半年後、自分の時給が上がっていく仕事かどうかです。
やればやるほど少しずつ詳しくなって、来年は同じ時間でもう少し多く稼げそう。そういう仕事は、最初が安くても続ける価値があります。逆に、一年経っても時給が一円も上がらない仕事は、家庭持ちの限られた時間を注ぐ相手としては弱い。この目線で見ると、避けたい副業がはっきりしてきます。
時間をそのまま切り売りするバイト

休日や夜にコンビニ、倉庫、フードデリバリーといった「働いた時間ぶんだけお金になる」仕事です。即金性があるので、今月どうしてもあと一万円、というときには助かります。
ただ、これを「副業の柱」にするのはおすすめしません。理由は単純で、体は一つしかないからです。本業で平日まるまる働いた上に、さらに自分の時間を売り続けると、家族と過ごす時間も睡眠も削れていく。しかも時給はほとんど上がりません。
緊急の穴埋めとして一時的に使うのはアリ。でも「これで副収入を育てる」と考えると、未来が見えないんですよね。
ネットワークビジネス・マルチ商法

友人や知人を誘って商品を広げ、その下にまた人を増やしていく形のものです。「在庫を持たずに権利収入が」みたいな言葉で誘われることがあります。
これははっきり避けたほうがいいと思っています。稼ぐ効率が悪いだけでなく、誘う相手が身近な人になりがちで、人間関係そのものを削ってしまうからです。副収入のために、長年の友達との気まずさを買うのは割に合わない。お金は後から取り返せても、こじれた関係はなかなか戻りません。
仮にそこで成果を出せる人なら、その営業力やマメさは別の副業でも十分通用します。わざわざ友達を巻き込む道を選ぶ必要はない、というのが自分の考えです。
片手間でやる「副業投資」

FXの自動売買ツール、ほったらかしの不動産、誰かに任せきりの運用。「副業として投資で稼ぎましょう」という売り文句のものです。
ここで一つ整理したいのが、投資と副業は別物だということ。投資はお金に働いてもらう話で、まとまった元手と時間をかけてコツコツ育てるもの。副業は自分が動いてお金を生む話です。目的も時間軸も違うのに、これを「片手間の投資で楽して稼ぐ」と一緒くたにすると、中身をよく分からないまま大きなリスクを背負うことになりがちです。
「自動」「ほったらかし」「任せるだけ」で資産が増え続ける、という前提のものほど慎重に見たほうがいい。投資そのものを否定しているのではなく、片手間と相性が悪い、という話です。投資に興味が出てきたら、それは副業とは切り離して、別でちゃんと勉強してから少額で始めるのが順番だと思います。
(本記事は副業に関する考え方を共有するもので、特定の金融商品や投資を勧めるものではありません。お金に関する判断は最終的にご自身で、必要に応じて専門家にご相談ください。)
「登録するだけ・タップするだけで稼げる」系

「スマホで登録するだけ」「誰でも簡単に日給いくら」「秘密の手法を教えます」。SNSのDMや広告で、今もずっと流れてくるやつです。
結論から言うと、こういう”楽して稼げる”をうたうものは、副業というより入口で警戒したほうがいい類のものです。高額な情報商材を買わされて終わり、というパターンが本当に多い。冷静なときなら誰でも怪しいと分かるのに、お金に焦っているときほど「自分だけは大丈夫」と手が伸びてしまう。
覚えておきたいのは、仕組みを作った後に楽になる副業はあっても、作る前から楽な副業はないということ。最初の大変さをすっ飛ばして稼げる裏技は、残念ながら存在しないと思っておいたほうが安全です。
スキルも単価も上がらない単純作業

ポイントサイト、ひたすらのデータ入力、相場より極端に安いライティング。これ自体が悪い仕事だとは言いません。スキマ時間の小遣い稼ぎとしては成立します。
問題は「副収入の柱を作る」目的で選んだときです。一円が二円になったところで、注いだ時間に対して得られるものが小さすぎる。しかも、やってもやっても自分に何も積み上がらない。これでは、立場の弱い「一人ブラック企業」を自分で経営しているようなものなんですよね。
第1章の時間の切り売りと根っこは同じです。趣味として割り切って楽しめるなら別。でも「稼ぎを増やしたい」のが目的なら、もう少し先につながる仕事を選びたいところです。
じゃあ、何を選べばいいの?

避ける話ばかりで終わると不安にさせてしまうので、選び方の軸も置いておきます。世の中の仕事は、大きく二つのタイプに分けられます。
一つはフロー型。働いたぶんすぐお金になるけれど、手を止めると収入も止まるタイプです。バイトや単発の作業がこれ。会社の給料も実はこれに近い。もう一つがストック型。ブログや自分のコンテンツのように、最初は時間がかかるけれど、仕組みができれば後からじわじわ効いてくるタイプです。
家庭持ちの現実的な答えは、この二つを組み合わせることだと思っています。いきなりストック型だけで始めると、収入ゼロの期間が長くて心が折れる。かといってフロー型だけだと、いつまでも時間を売り続けることになる。だから、当面の数千円はフロー型で確保しつつ、空いた時間で少しずつストック型を育てる。これが、自分がたどり着いた折り合いのつけ方です。
とはいえ「自分にはどっちが向いてるのか」は、人によって本当に違います。本業の状況も、使える時間も、性格も違うので。このあたりの「自分に合う副業の選び方」は、こちらの記事を参考にしてみてください。↓↓↓
避けるべき地雷さえ踏まなければ、副業は焦らなくて大丈夫です。自分も遠回りしましたが、ゆっくりでも一歩ずつ進めば、家計はちゃんと変わっていきます。一緒に育てていきましょう。




コメント